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風のうたた寝

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風のうたた寝
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風が好き。
もう一度
ささやかに気ままに暮らしてみたい。
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泣きたくなるような夜

2012/05/11 23:53
・・・・・・は、きっと誰にでもあると思う。

特別な理由があるわけじゃない、
ただこの昏く広い宇宙の片隅に奇跡のように浮かんでいる青い星の
そのまた片隅に生きていることを思い浮かべたりしている時。

なるほど歳を取れば、
いろんなところで耐性が弱くなってくるものだと、
しみじみ感じたりもする。
とくに今夜のように、とても疲れたような日は。

「あきらめること」と「折り合うこと」は、
僕の中では似ている、いくらか。


だから、
もう眠るのがいいでしょう。


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旅立つ日に向けて

2012/05/05 20:17
「GWいつ暇?のみにいこー
彼氏来るから外で飲みますか?
母には内緒」

・・・・と、仕事中にメールが入っていることに気づいた。

うすうすはそういう人がいることを感じていたけれど、
ああ、やっぱりか〜と、最初に思った。

内心は、この娘結婚できるのだろうか?なんて
心配していたのもあって、
すこしはホッとする自分。

ということで、
その彼と娘と三人で飲んできた。

親らしいことは何もできなかった、
ということなんか、きちんと話したりもした。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

A君よ、
気の強いくせに、いざとなったら物怖じしてしまう娘だから、
そんな時には、
蹴飛ばしてもいいので、背中を押してやってほしい。

でも、いくらか苦労してきた君だから安心だ、
宜しく頼む。










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名残りのさくら

2012/05/04 21:18
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4月の終わり、
福井との県境の近く、京都の北の方をうろついてきた。
誰もいないと不安なくせに、
ときおり鬼が騒ぐみたいに、独りになりたくなる。

「かなしみは疾走する」なんて言葉を、いまでも後生大事に
胸にかかえながら。

          ・・・・・・・・・・・・・・・

でも、帰れる家があり、人がいるから、
こんな妄想行をしてるんだろな。

クールな文章起こせない自分が嫌になって、
ブログほったらかしにしていたけれど、
それが恥ずかしながらの自分と開き直ってみましょう。



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八十八夜過ぎ

2010/05/04 21:09
信貴山の朝護孫子寺に出かける。

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寅年なのでここにお参りすると一年間のご利益があるらしい。
と言ってもほぼ半年は過ぎたのだけど。

年明けから「連れて行って」と言われていたのを、寒いのでぐずぐずしていたがようやく外に出ても気持ちのいい季節になったので、重い腰を上げた。
歳経るごとに寒さに弱くなり、とくにこの冬なぞほとんど引き篭もり状態で、あたたかな部屋でパソコンで遊んだり、本を読んだり、ビールを飲んで昼寝したり・・・・まあそんなことが無上の愉しみでもあったわけで。

それでも、光る五月。
みずみずしい若葉が風にそよぎ、きらめく空気の破片。
いちばん素敵な季節だ。

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今日は家族で。
彼女はほんとうの意味で「善良な人」である。
周りから感謝されることが無上の喜びである。
それが自分の存在意義でそれ以外に何もない。

ただこのお寺はいけない。
全く俗悪で、嘘くさくて、ここで信仰のひとかけらでも起こそうなんて人は皆無でしょう。
ただひたすら現世の欲の成就だけを願っている。

なので、帰りは法隆寺の百済観音と法起寺の塔を眺めてこころを落ちつけ帰ってきた。

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気味の悪いもの

2010/04/25 23:58
通勤途中にある電柱に防犯カメラが設置されていることに、最近気がついた。
とうとうこんな静かな街にも。

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犯罪を防止する、あるいは犯人を検証するため、ひいては地域住民の安全のため、などといくらでもまっとうな理由はありそうだ。

考えてみれば近ごろは防犯ばやりの気がする。
自転車の前や後ろのカゴに「防犯パトロール」などというカンバンみたいなものを取り付けていたり、リタイヤしてたっぷり時間がありしかもまだまだ元気なお爺さんたちが「防犯・・・」とかいうベストを着けてあちこちに立っている。

でも、こんな雰囲気は何だか気味が悪い。
プライバシーうんぬんとかいうことより、私が監視されているような気がするのだ。
人が相互監視する、それを権力がほくそえみながら眺めている風景が見えてくる。

人が人を監視することによって、自分たちの仮想コミュニティから外れた者を摘発し、社会から追放する。そんな世界が幸せなのか?
私たちはじっと身を縮こませ、なるべくはみださぬよう目立たぬよう、ただ従順に息をひそめて生きていかなきゃならない。

こんな片隅に住む人間でも、社会や政治から逃れることはできない。
そのためにも、去年半年くらいちょっとだけ政治活動の手伝いをして思うのは、テレビや新聞といったマスメディアの言葉はなるべく鵜呑みにしないことだ。

ちょっと偏屈な目で見るのがちょうどいい。
そして想像力を持って、少しでも考えることだ。




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走りながら、歩きながら、思うこと

2010/04/21 18:45
この弱さのせいで日常から脱落しそうになっていた数年前、あやういところで踏みとどまれたのはこの自転車と石川の眺めだった。

ざわつき時には沈み込む思いをサラサラと風が消していった。

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自宅からこの数分の場所でただぼんやりしていた日々。

今日、そんなつまらない感傷の向こうにニ上山が見え、
ふと登ってみようと思った。

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竹ノ内街道を過ぎ登山口に到着。

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森に入る。
うつむきがちに歩く森は、思いの深さだ。

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息を切らせながら雌岳にたどりつく。
頂上から雄岳を望む

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この一年の間ぐうたらな暮らしを続けていたせいか、そこまで辿る余力はもう残っておりませんでした。

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大和三山越しに明日香を望む。

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振り返れば遠くに光る大阪湾。

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ちょっとマゾ的な心地よい疲労感に浸りながら今、缶ビールをあけている。





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夢の中でルソーを語る

2010/04/20 19:27
画像とても疲れていて、こころを静めるような気のきいた言葉も見つからず、かといって酒を呑む気にもなれず、ただ悶々とした時間が過ぎて行きそうなときに。ときおりルソーの画集をひろげてみる。





遠近感を無視した技法と単純な構図のようなものから「素朴派」と呼ばれているらしいが、まあそんな呼称はどうでもよいことでしょう。

悲しいかな月並みな語彙しか持ってないものだから、ルソーの絵の魅力をうまく語ることはできない。





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ただひたすらな静けさとかすかに聴こえてくる音楽のようなもの。
語りはじめた絵に入り込んでいけば、もう自分の言葉を捜すこともない。
世界は背中合わせの息苦しさでもなければファンタジーでもない。
ただいまここにあるリアルな時間を飛び越えた場所にひっそりと息づいているのだ、だからもう何も想い煩うこともない。




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